どうも、ねこ株リーマン（@alainyd）です！
総合商社決算予想(2020年3月期)
いよいよ、総合商社の決算発表が今週幕をあけます！すでに三井物産、住友商事、丸紅の3社は減損損失が発生することを公表しており、資源ビジネスの比重が高い総合商社は新型コロナウイルス感染拡大により景気失速や原油暴落の影響をモロに受ける結果となることが予想されます。
下方修正を発表していない三菱商事なども減損損失・業績下方修正は避けられないと思いますが、どれほどのインパクトになるか三菱商事を例にちょっと予想してみましょう。
三菱商事の2019年度3Q決算発表説明資料にあるように、市況変動が業績に与える影響を参考にするね
結論として、少なくとも約1,000億円規模の減損損失は生じると予想されます。な、な、なんと、1,000億円もの減損損失！？これは為替と主軸事業の原油と銅に限った話ですが、前回の記事でお話ししたように、総合商社はトレーディングから事業投資・事業経営へシフトしています。
www.nekokabuyd.comつまり、コロナショックによる株式相場暴落の影響から出資先の株価や事業価値、在庫評価などが軒並み評価損、減損損失ということになれば、1,000億円から更に上乗せされる可能性もあるということです。
ただし、すでに減損発表している同業他社の三井物産や住友商事が1,000億円程度の減損額であることを考慮すると、三菱商事も似たよな減損幅になるか、あるいは三菱商事の非常に保守的な性格を考慮すると、ここで膿を出し切ってしまうために思い切った減損を行う可能性もあります。
伊藤忠商事も同じく減損発表がありませんが、中国CITICへの巨額投資が減損の可能性を秘めているなど、減損損失は免れないと思っています。詳しくは総合商社マンさんの記事で解説されています。
さいごに
✔︎ 三井物産は500−700億円、住友商事は1,000億円、丸紅は1,900億円の減損予想
✔︎ 三菱商事、伊藤忠などは減損発表はないが、同じく1,000億円程度の減損と試算
✔︎減損→業績悪化→ボーナス縮小？？？
5大総合商社決算まとめ（2020年3月期）
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