ねこ株リーマンの資産運用バイブル

20代商社マンが将来わが子に残したいバイブルとして株式投資、資産運用、経営分析、仕事術など世の中の仕組みを配信するブログ。

【第5回】経済指標マスター講座50〜不完全雇用〜

どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!

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はじめに

経済指標マスター講座50を受講頂きありがとうございます😆

「第4回 中古住宅販売件数」をご覧になっていない方は下の記事をどうぞ!  

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不完全雇用の概要

不完全雇用と失業率とS&P500指数

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(不完全雇用 参照:米国BLS)

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(失業率 参照:米国BLS)

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コロナショックによる景気失速の影響を受けて、2020年3月の不完全雇用は前年比1.3ポイント悪化の8.7%。2020年3月の失業率は前月比1.1ポイント悪化の4.4%。

失業率よりも強力な雇用指標

「It's the Economy, Stupid(経済が大事なんだよ、バカタレ!)」

米国クリントン元大統領のスローガンは当時大流行しましたが、

「雇用が大事なんだよ、バカタレ!」

と言い換えることができますね。経済の悪化は雇用の悪化を意味するからです。しかし失業率だけでは指標としては不十分です。もっと強力で投資に役立つ指標、それは「不完全雇用」です。

下の「失業率と不完全雇用の関係性」を見ると、「不完全雇用増加」→「景気悪化が本格化」→「失業率増加」という流れになることが分かります。

つまり「不完全雇用」は景気の悪化を予測する強力な先行指標となるのです。

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不完全雇用の特徴

不完全雇用の定義は「パートタイムで雇用されている人のうち、フルタイムで働く意思があるのに短時間労働をやむなくされている人の数」です。単なるパートタイム人口ではありません。

景気の良し悪しによらず、自ら望んでパートタイムを選んでいる人は一定数いるからね

なお、景気回復時には不完全雇用は機能しません。遅行指標と化します。企業は人材が必要になればパートタイムの段階を踏まずにいきなりフルタイムの求人を出すからです。

雇用統計をみて、残業時間の多い状態が数ヶ月続いていれば雇用が増えてくると推測できます。高い残業代を払って従業員を酷使するよりも、新しい人を雇った方が安上がりだからです。

ポイント解説

指標分類

先行指標(景気後退時)/遅行指標(景気回復時)

注目ポイント

不完全雇用の増加

意味すること

景気が悪化している

ソース

米国労働省労働統計局:https://www.bls.gov/news.release/empsit.t08.htm

注意点

フライングには注意しましょう。経済動向に関係なく短期的に不完全雇用が増える場合があります。例えば、10年毎に行われる国勢調査の時期には大量のパートタイム労働者が雇われますが、国勢調査が終われば元に戻ります。

日本の完全失業率

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(参照:総務省)

日本の完全失業率は最新20年3月で2.5%でした。前月比および前年平均比+0.1%とほとんど変わっていません。08年リーマンショックの完全失業率が5.5%でしたから、雇用面で見るとコロナショックによりそこまで悪化していないといえますが、コロナがどれだけ長期化するかによるでしょう。

尚、雇用者と就業者の違いは次のようになります。

  • 雇用者=雇われて給料、賃金を得ている人
  • 就業者=従業者+休業者=雇用者+自営業者+家族従業者
投資戦略

不完全雇用の増加は景気悪化を意味するので、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄を投資する戦略が有効です。生活必需品関連銘柄の値上りを期待するわけではなく、飽くまで資産を失わないための守りの姿勢ということです。

ディフェンシブ銘柄はヘルスケア、医薬品、食品、電力、ガソリンなど

さいごに

まとめ

✔︎「不完全雇用」は景気の悪化を予測する失業率よりも強力な先行指標

 

✔︎景気回復時には遅行指標となり機能しないので注意

 

✔︎2020年3月は不完全雇用は1.3ポイント悪化、失業率は1.1ポイント悪化し景気後退のシグナル

次回、「第6回 BBレシオ」をご紹介します! 

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