どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!
はじめに
経済指標マスター講座50を受講頂きありがとうございます😆
「第5回 不完全雇用」をご覧になっていない方は下の記事をどうぞ!
半導体BBレシオの概要
半導体BBレシオとS&P500指数
残念ながら、2017年から半導体BBレシオは公表中止となってしましました!
日本半導体製造装置協会(SEAJ)は19日、日本製の半導体装置の需給を示す「BBレシオ」の公表を中止すると発表。国内最大手の東京エレクトロンが2017年4~6月期決算から受注額の開示を取りやめることに伴うもの。半導体技術の国際業界団体、SEMIも1月分から北米版BBレシオの公表をとりやめ、販売額のみを公表している。
受注額の開示を取りやめた東京エレクトロンは、短期的な見込みに基づく株価の変動を抑え、投資家との中・長期的な視点での対話を促すことを狙っている。半導体装置の需給指標 BBレシオの公表中止 販売額のみに :日本経済新聞
あらゆる製品に組み込まれた半導体チップ
スマホやPC、時計や自動車など至るところにコンピュータが組み込まれています。こうした
コンピュータを動かす心臓部にあたるのが、マイクロプロセッサという小さな部品、半導体チップです。
半導体業界の状態を見れば、ハイテク関連業界、経済全体の状態をある程度読み取ることができます。
半導体BBレシオ
出荷受注比率とも呼ばれ、受注した額と出荷が終わった額の関係を表しており、BBレシオが1より大きいと受注残がある、つまり業績拡大が予測できます。
例えば、ねこ株リーマン社がチップを100受注。しかし生産が追いつかず、その月に出荷できたチップは80だけ。受注額100、出荷額80なので、BBレシオは100/80、つまり1.25となるよ。BBレシオが1を超えているから商売繁盛だね!
半導体概況
半導体BBレシオは見れなくなった訳ですが、ほかの指標から半導体業界の見通しを分析してみましょう。
半導体製造装置出荷
半導体製造装置出荷は2018年ピークに減少していましたが、2019年には底を打ち回復基調にあります。
半導体価格
各種半導体メモリーの価格は上昇してはいないが、安定はしており、下落には歯止めがかかっている状況です。出荷が2018年より前の水準に戻る一方で、DRAMなどへの需要はまだそれほど回復していないことが伺われます。
半導体在庫
半導体在庫は減少しつつあります。世界のDRAMの3分の2超を供給する韓国では、半導体在庫が2019年10月末時点で、7月のピークから15%減少しました(同国統計局)。
また、韓国の在庫は世界の半導体販売と逆に動く傾向があります。在庫は2019年9月に前月から16%減り、17年6月以来の大幅な減少。米半導体工業会(SIA)によれば、半導体販売は同期間に3.4%増と、17年8月以来の大きな伸びとなりました。
さいごに
✔︎半導体業界の先行きを占う強力な先行指標だったが公表中止に
✔︎他指標によると、2018年に半導体市況は頭打ち。2019年は市況、在庫ともに下落に歯止めが掛かったと見える。
次回、「第7回 銅価格」をご紹介します!
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