どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!
米国ETF【VTI】とは
米国ETF【VTI】の概要
バンガード(Vanguard)社の【VTI】はS&P500に連動するETFです。
バンガード社の数あるETFの中で最も運用総額の大きいETFで、その経費率0.03%の低さはトップクラスの水準です。
設定年は2001年で、20年近くの歴史を誇るETFです。
セクター構成
セクター構成は、テクノロジー・金融・ヘルスケアで約半数を占めます。
その他には消費者サービス、消費財などが続きます。
S&P500連動のETFである【VOO】などのセクター構成とほとんど同じですね。
組入銘柄
組入銘柄数は3535銘柄です。S&P500指数の9割以上をカバーします。
上位10銘柄の顔ぶれを見てみましょう。
まず、GAFAMだけで全体の約16.4%を占めます。
他には、世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社、高配当銘柄でおなじみのジョンソン・エンド・ジョンソン、クレジットカード会社のVisa、世界最大の一般消費財メーカーP&G、そしてJP Morganが上位10位を占めます。おなじみの顔ぶれですよね。
S&P500連動のETFである【VOO】などと組入銘柄上位は同じような顔ぶれとなっています。
チャート推移
設定年2001年から現在までのチャートです。設定当時を100とすると現在では256、つまり約20年間で約2.5倍のリターンになっています。
2008年のリーマンショック、2015年のチャイナショック、2018年末の調整時には下落していますが、基本的にはきれいな右肩上がりのチャートを描いています。
分配利回り
分配金は設定年以降右肩上がりの成長を続けていますが、同じく取引値も上昇していますので、分配利回りは2%弱といったところで推移しています。
コロナショックに伴う取引値下落により直近の分配利回りが3.55%と高くなっています。
米国ETF【VTI】と米国ETF【VOO】【IVV】を徹底比較
米国ETF【VTI】と【VOO】【IVV】の比較一覧表
つぎに、米国ETF【VTI】をS&P500連動の代表的なETFである【VOO】【IVV】と比較してみましょう。
- 組入銘柄数
【VOO】【IVV】が500程度なのに対して、【VTI】は3535銘柄とS&P500指数の9割以上をカバーしています。
- 信託報酬
【VOO】と【VTI】は0.03%、【IVV】は0.04%です。
いずれも莫大な運用額をバックにした最安値水準であり遜色ないですね。
- 純資産額
いずれも$100B(10兆円)を超えています。
米国ETF【VTI】【VOO】【IVV】の取引値チャート比較
こちらは2001年以降の取引値チャートです。2001年を基準値100としたときの現在の数値を示しています。
【IVV】205.52
【VOO】257.59
【VTI】256.59
【VOO】が【VTI】を僅かですが上回りますが、肉薄しているのが分かりますね。
一方で【IVV】はこれらのパフォーマンスを大きく下回ります。
過去5年間のチャートでみてみるとどうでしょうか。下のチャートをご覧ください。
【IVV】137.18
【VOO】138.05
【VTI】134.15
今度は【IVV】と【VOO】が【VTI】を大きく上回っています。
では直近1年間ではどうでしょうか。下のチャートを見てください。
【VOO】103.77
【IVV】104.18
【VTI】102.57
【IVV】>【VOO】>【VTI】というパフォーマンスです。
ただ、どこの時期を切り取るかによって変わってきますし、過去のデータが未来を保証する訳でもないので、あくまで参考としてとらえる心構えが必要ですね。
分配金と分配利回りの比較
下のグラフを見ると、分配金利回りは【VOO】が2%前後、【VTI】と【IVV】が2%弱となっており、ほとんど遜色ありません。若干【VOO】が上回っていますが、いずれも高配当ETFの分配金利回りには到底及びませんね。
米国ETF【VTI】のまとめ
それでは、S&P500連動の米国ETF【VTI】についてまとめたいと思います。
✅2001年設立と20年近くの歴史があり、S&P500連動の代表的なETFである【VOO】【IVV】と比較しても遜色のないパフォーマンス
✅純資産額10兆円超、経費率は圧巻の0.03%
✅分配金利回りは2%弱(直近は3.55%)と控え目だが、S&P500の成長に期待できるならばオススメできる米国ETF
米国ETF【VOO】について知りたいかたはこちら👇
米国ETF【VOO】について知りたいかたはこちら👇
↓↓猫パンチ一発お願いします↓↓
↓↓はてブも応援感謝です↓↓