どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!
はじめに
経済指標マスター講座50を受講頂きありがとうございます😆
「第19回ビックマック指数」をご覧になっていない方は下の記事をどうぞ❗️
米国経常赤字の概要
米国経常赤字の推移
米国の経常収支(≒貿易収支)は毎年のように赤字となっており、経常赤字の状態から抜け出せずにいます。
経常収支とはざっくり言うと、貿易収支のことです。つまり、輸入額と輸出額の差のことです。
米国は昔は日本産、現在は中国産の製品を中心に大量の輸入品を消費し続けてきたため、大きな経常赤字(貿易赤字)を抱えています。
厳密には経済学では次のような式で表されます。
経常赤字=貿易収支+配当所得+海外援助
経常赤字の拡大は貿易不均衡
米国は長年に渡って巨額な貿易赤字(経常赤字)を抱えてきました。
これが問題なのは、輸入のために 外国から多額の借金をしているということです。
この状況が続けば、基軸通貨である米ドルの下落に、ひいては世界経済へ悪影響を及ぼしかねないということで問題視されています。
ポイント解説
指標分類 |
先行指標 |
注目ポイント |
貿易赤字がGDP比で5%を超えている |
意味すること |
通貨危機の可能性がある |
ソース |
FRED(セントルイス連銀) |
経常赤字が対GDP比5%超なら要注意
経常赤字を読み取るときのポイントはGDPに対する赤字額の大きさを把握することです。
経済規模の小さい国で経常赤字が5%を超えると通貨危機の可能性が高くなります。
例えば、ハンガリーの通貨が暴落した直前、ハンガリーの経常赤字はGDP比で約10%になっていました。
さて、米国は米ドルが基軸通貨であることから、通貨危機の可能性は低いと言われてきましたが、貿易赤字が拡大していく、長期化していくようだと米ドルに対する信頼が揺らいでしまう可能性があるため要注意です。
さいごに
まとめ
✔︎「経常赤字」は貿易の不均衡を示し、最悪の場合は通貨危機の可能性を示唆する先行指標
✔︎ 経常赤字が対GDP比で5%を超えると要注意
次回、「第21回石油在庫」をご紹介します!
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