どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!
はじめに
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日銀短観の概要
日銀短観とTOPIX
1つ目のグラフは日銀短観の業況判断DIです。
上が製造業、下が非製造業、紫色の帯状のハイライトが不況期を表します。
歴史的にみて、業況判断DIの下落が景気後退をいち早く示していることがわかります。
また、大企業製造業業況判断DIは19年12月はゼロ、20年4月1日は−8を記録しており、昨年末の時点で景気後退が予測されていました。
ちなみに、全産業でみると19年12月の業況判断DIは4、20年3月は−4、20年6月予想は−18となっています。
地球上でもっとも包括的な経済指標
日銀短観は日本銀行が四半期ごとに発行している統計で、全国の大企業、中堅企業、中小企業を合わせた約1万社からアンケートをとったものです。
調査内容は現在の景気や先行きの見通しをはじめ、仕入価格や販売価格、売上、雇用、資金繰りや金融機関の貸出態度など多岐にわたっています。
ISM景況指数に似ていますが、日銀短観のほうがはるかに大規模かつ詳細な指標です。
ポイント解説
指標分類 |
先行指標 |
注目ポイント |
景況感が上向き(下向き)になっている |
意味すること |
日本の景気が良くなる(悪くなる) |
ソース |
日本銀行/経済産業省 |
メイン指標は業況判断DI
日銀短観のメインは業況判断DIです。
この数字がゼロより大きければ経済は拡大局面にあると考えられます。
逆に数字がマイナスのときは、日本経済は減速し、場合によっては不況に突入していると考えられます。
日本のGDPよりも日銀短観を重視
また、日銀短観はGDPよりも重要視されています。
なぜなら日本のGDPは発表後に驚くほど大きく修正されることがあるため、日本経済を予測する上では、非常に厄介だからです。
一方で日銀短観はそのような修正はなく、日本経済を正確に反映していると言えます。
日銀短観には他にも有用なデータがあります。例えば、製造業の業況判断DIはサービス関連の業種よりも景気を感じ取りやすく、先行指標として役立ちます。
さいごに
まとめ
✔︎「日銀短観」は日本経済を予測する先行指標
✔︎ 業況判断DIの数値がプラスなら景気拡大、マイナスなら景気後退
✔︎19年12月は4、20年3月は−4、20年6月(予)は−18と景気後退を示している
次回、「第23回 対米証券投資(ネット長期TICフロー)」をご紹介します!
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