ねこかぶ(USCPAx総合商社)

猫をかぶって商社生活。USCPA合格しました。

【第24回】経済指標マスター講座50|ベージュブック(地区連銀経済報告)

どうも、ねこ株リーマン(@alainyd)です!  

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はじめに

経済指標マスター講座50を受講頂きありがとうございます😆

 

「第23回 対米証券投資(ネット長期TICフロー)」をご覧になっていない方は下の記事をどうぞ❗️ 

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ベージュブック(地区連銀経済報告)の概要

ベージュブックとは政策議論のたたき台

ベージュブックとは連邦準備制度理事会(FRB)が発表している経済報告書です。

 

その内容は、米国を12の地区に分割し、各地区の状況をレポートしたものになっており、最終報告書には米国全体を対象とした総括がまとめられています。

 

実はこのベージュブックは金融政策決定会合である連邦公開市場委員会(FOMC)での議論のたたき台となるものなのです。

 

政策決定に関わる人間が読んでいる報告書なので、彼らの経済に対する見解を読み取るのに役立つというわけです。 

 

ポイント解説

指標分類

先行指標

注目ポイント

経済全般および特定の分野についてレポートが言及している手がかりに注目

意味すること

匿名担当者が地元経済界から聴取した生の情報の中に、レポートに掲載すべきと判断した重要な動きが存在する

ソース

FRB|連邦準備制度理事会

 

金利政策に注目

特に注目すべきポイントはFOMCで決定される金利政策です。

金利の上げ下げを事前に予測できれば、投資判断にも大いに役立ちます。

 

その地区で盛んな産業に注目

たとえば2006年11月のサンフランシスコ地区レポートは次のような内容でした。

 

「全体的に信用の質は高く、返済状況も順調である。だが一部情報筋からは住宅建築業者に対する融資の延滞が報告されており、銀行がこれらの融資に対する警戒レベルを引き上げているという声もある。」

 

この報告には、のちに起こったリーマンショックを起因とする金融危機の影がはっきりと映し出されています。

あとから見れば分析するのは簡単ですが、注意深くこの報告を読んで不穏な動きを感じとることができれば投資戦略において大いに優位となったことでしょう。

  

さいごに

まとめ

✔︎「ベージュブック(地区連銀経済報告)」は年8回発表される金融政策会合FOMCのたたき台となる資料

 

✔︎2008年リーマンショック前の2006年11月報告では、金融危機の前兆を示唆するレポートがあったなど、景気の先行きを予測する重要な手がかりが含まれることがある

 

次回、「第25回 クラック・スプッド」をご紹介します!

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